「海外FXはハイレバレッジだから危険!」だと思っている人も多いですが、海外FXは「追証なしのゼロカット制度」を導入しているので、リスクが非常に少なく取引することが出来ます。
海外FXは追証が無いので、FXで借金をする心配がありません。
ここでは追証なしのゼロカット制度について紹介して行きます。
海外FXはハイレバレッジの業者が多いですが、ゼロカットによって、ハイレバレッジのリスクを補ってくれています。
海外FX業者 | ゼロカット有無 | ゼロカットのタイミング |
---|---|---|
ゼロカット・追証無し | 次回入金時にリセット | |
ゼロカット・追証無し | 自動的にリセット | |
ゼロカット・追証無し | 24時間以内に自動リセット | |
ゼロカット・追証無し | 次のロールオーバーの後 | |
ゼロカット・追証無し | 次回入金時にリセット | |
ゼロカット・追証無し | 日本時間20時頃 | |
ゼロカット・追証無し | 自動的にリセット | |
ゼロカット・追証無し | 自動的にリセット | |
ゼロカット・追証無し | 次回入金時にリセット | |
ゼロカットは保証ではない | サポートに申請が必要 | |
ゼロカット・追証無し | サポートに申請が必要 | |
ゼロカット・追証無し | サポートに申請が必要 |
- それぞれの海外FX業者がゼロカットを採用しているか分かる
- ゼロカットのタイミングが分かる
- ゼロカットを実施しなかった業者や、国内FXの追証について理解できる
海外FXのゼロカットシステムとは? ゼロカットの仕組み
海外FXでは急な値下がりなどでマイナス残高になっても「FX業者がマイナスを肩代わりしてくれる」制度です。
マイナス残高になっても、それを0(ゼロ)にしてくれるので、追証になることがなく、借金になることもありません。
海外FXではほとんど全ての業者が「追証無しのゼロカットシステム」を採用しています。
国内FXのように追証になれば、利益どころか借金となってしまいますが、海外ではFX業者が損失をカバーしてくれます。
上で紹介した追証のリスクを考えると、ゼロカットの仕組みはとても嬉しい仕組みです。
動画でゼロカットについて解説しているので参考にしてください。
海外FXでハイレバレッジ取引をして万が一マイナス残高が発生しても、ゼロカットがあれば安心です。
海外FX ゼロカットのメリットとゼロカットを採用する理由
・金融ライセンスによってはゼロカットを義務化している
・レバレッジが高くマイナス残高になる可能性があるため、そのフォローとして
・ゼロカットによって安心してトレードしてもらうため
国内FXとは逆で、海外(イギリスやキプロスなど)では損失補填を義務付けるというルールの運用が始まっています。
ゼロカットという仕組みは顧客にとっては嬉しい仕組みですが、海外FX業者はマイナス残高を負担しなくては行けないので、かなりの負担になります。
なぜ海外FX業者がゼロカット制度を導入するかと言うと、「ゼロカットの負担以上のメリットがあるから」です。
海外FXはレバレッジが高く設定されているため、追証の心配があると、顧客は積極的にトレードしてくれません。
そのため、海外FX業者はゼロカットの安心感を与え、積極的なトレードをしてもらうことによって、取引手数料をより多くもらいたいと思っています。
海外FX業者のゼロカット採用状況一覧とタイミング
海外FXではほとんどの業者がゼロカット制度を導入しています。
まずほとんど全ての業者がゼロカットです。
海外FX業者 | ゼロカット有無 | ゼロカットのタイミング |
---|---|---|
ゼロカット・追証無し | 次回入金時にリセット | |
ゼロカット・追証無し | 自動的にリセット | |
ゼロカット・追証無し | 24時間以内に自動リセット | |
ゼロカット・追証無し | 次のロールオーバーの後 | |
ゼロカット・追証無し | 次回入金時にリセット | |
ゼロカット・追証無し | 日本時間20時頃 | |
ゼロカット・追証無し | 自動的にリセット | |
ゼロカット・追証無し | 自動的にリセット | |
ゼロカット・追証無し | 次回入金時にリセット | |
ゼロカットは保証ではない | サポートに申請が必要 | |
ゼロカット・追証無し | サポートに申請が必要 | |
ゼロカット・追証無し | サポートに申請が必要 |
当サイトが各業者に問い合わせをして、ゼロカットの可否と条件、タイミングを確認しました
上記の海外FX業者8社は、私が実際にメールで問い合わせをして「本当にゼロカットしてくれるのか?」「ゼロカットのタイミングは?」を確認しています。
公式サイトにゼロカットシステムについて言及がないところもありますが、上記8社は安心してトレードをすることができます。
もし上記以外のマイナーな海外FX業者でトレードする場合は、念のため「追証がないか?」確認しておくと良いでしょう。
XM ゼロカットのタイミング
XMのゼロカットは、次に入金するタイミングで「マイナス残高が自動的にリセットされた後に」入金されます。
同一口座で別通貨を持っていた時は、証拠金が足らなくなったタイミングでロスカットになりますが、別口座には影響がないので、ロスカットになることもありません。
> XMのゼロカット・ゼロカットされる理由とタイミング
XMの公式サイトはコチラ
Exness ゼロカットのタイミング
Exnessのゼロカットは、すべてのポジションが決済されマイナス残高になると、自動的にゼロカットとなり残高が0円になります。
Exnessではロスカット水準が0%なので、自動的にゼロカットになる仕組みとなっています。
> Exnessのゼロカットとは?追証なしの条件とゼロカットのタイミング
Exnessの公式サイトはコチラ
Axiory ゼロカットのタイミング
Axioryのゼロカットは24時間以内に自動的になります。
ゼロカットになるまで入金しないように注意しましょう。
ゼロカットになった時、別口座は影響なくポジションを保ったままで大丈夫です。
> Axioryのゼロカット 補償はあるのか
Axioryの公式サイトはコチラ
TitanFX ゼロカットのタイミング
TitanFXのゼロカットは、次のロールオーバー時にゼロカットとなり、マイナス残高が解消されて0円になります。
TitanFXのゼロカットは複数口座の両建てをしていると、ゼロカット対象外となるので気を付けましょう。
> TitanFXゼロカットの条件とタイミング 追証なしの仕組みと注意点
TitanFXの公式サイトはコチラ
Tradeview ゼロカットのタイミング
マイナス残高後、入金する際にマイナス残高がリセットされる
トレードビューのゼロカットは、次に入金するタイミングで「マイナス残高が自動的にリセットされた後に」入金されます。
同一口座で別通貨を持っていた時は、証拠金が足らなくなったタイミングでロスカットになりますが、別口座には影響がないので、ロスカットになることもありません。
> Tradeviewのゼロカットとは?ゼロカットの仕組みと条件
Tradeviewの公式サイトはコチラ
ThreeTrader ゼロカットのタイミング
マイナス残高後、日本時間20時頃にゼロになる
ThreeTraderでは、ゼロカットのためのマイナス残高の補填は、日本時間20時頃に行われます。
それまでに入金してしまうとゼロカットされないため、補填されるまで待つようにしましょう。
> ThreeTraderのゼロカットとは?ゼロカットの仕組みと条件・ルール
ThreeTraderの公式サイトはコチラ
FXGTゼロカットのタイミング
一定時間経過後、自動的にゼロカット処理となる
FXGTのゼロカットは具体的に何分後という決まりはないですが、自動的にゼロカットなります。
私自身はFXGTでゼロカットになったことがないですが、SNSを見る限りでもゼロカットになるタイミングが遅いという反応は無いです。
おそらく数分以内には自動的にゼロカットになるものと思われます。
> FXGTの追証とゼロカット・マイナス残高解消の条件とタイミング
FXGTの公式サイトはコチラ
iFOREX ゼロカットのタイミング
iFOREXはゼロカットになった時点で自動的にマイナス残高がゼロになります。
ゼロカットになると同じ口座内のポジションは全てロスカットとなります。
> iFOREXのゼロカット 追証なしの条件とタイミング
iFOREXの公式サイトはコチラ
HFM ゼロカットのタイミング
HFMのゼロカットは24時間以内に自動的にマイナス残高をリセットしてくれます。
マイナス残高が発生すれば、同じ口座内の通貨は全てロスカットされ、別口座には特に影響しません。
> HFMのゼロカットとは?ゼロカットの仕組みと条件
HFMの公式サイトはコチラ
IC Markets ゼロカットのタイミング
サポートに申請してゼロカットしてもらう必要がある
IC Marketsではゼロカットが保証されてなく、マイナス残高になった場合、IC Marketsの善意としてゼロカットされる可能性があります。
これはトレーダーの取引に悪意がなく問題ないと判断された場合にのみ、マイナス残高をIC Marketsが補填してくれます。
IC Marketsでゼロカットになった時はサポートに連絡をして残高をリセットしてもらう申請をします。
support@icmarkets.comに連絡を取り「氏名、口座番号、マイナスになった日時、マイナスの金額」をサポートに連絡するようにしましょう。
Axi ゼロカットのタイミング
サポートに申請してゼロカットしてもらう必要がある
Axiではゼロカットが採用されているため、マイナス残高が発生しても、追証請求されることはありません。
マイナス分はAxiが肩代わりしてくれるので、万が一の場合でも安心ですが、サポートに連絡をして残高をリセットしてもらう必要があります。
担当者が気が付いたら自動的にリセットしてくれるケースもあるようですが、基本的にはサポートに連絡が必要だと思っておきましょう。
Vantage ゼロカットのタイミング
サポートに申請してゼロカットしてもらう必要がある
Vantageではゼロカットが採用されているため、マイナス残高が発生しても、追証請求されることはありません。
ゼロカットになった場合、自動的にマイナス残高を解消されることは無いので、サポートに連絡をする必要があります。
国内FX業者がゼロカットを導入しない理由
海外FXは「当たり前のサービスのように」ゼロカットがありますが、国内FXではゼロカットを行なうことが法律で禁止されています。
国内FXで追証が発生すると「マイナス残高を解消するために入金してください」と追証請求のメールが来ます。
追証請求の通知を放置しているとFX業者から督促状が届き、さらに放置していると最悪、裁判を起こされることになります。
追証を請求する権利は法律で認められているため、必ず「追加入金」が必要になります。
追証の多くは期日までの一括返済のため、資金が足りなければ融資を受けるなりしてでも払わないと行けません。
追証で数千万円ほ借金を背負ってしまうと、一生、借金の返済に追われることもあります。
「ロスカット出来なかったFX業者が悪いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、そんな言い訳が通用しないのが国内FXです。
国内FXでは追証を請求する権利は法律で認められている
国内FX業者はゼロカットを導入していませんが、法律により補填する行為が禁止されています。
金融商品取引法 第三十九条 より抜粋
金融商品取引業者等は、次に掲げる行為をしてはならない。
三 有価証券売買取引等につき、当該有価証券等について生じた顧客の損失の全部若しくは一部を補塡し、又はこれらについて生じた顧客の利益に追加するため、当該顧客又は第三者に対し、財産上の利益を提供し、又は第三者に提供させる行為。
「ゼロカット」という一部の顧客に利益を与える行為が良くないようで、利益も損失もトレーダーを平等に与えるのが国内FXのやり方です。
追証請求は国内FX業者を倒産から守るための法律に守られた行為で、国内では追証請求は無くならず、ゼロカットも今後、発生することは無いでしょう。
「国内FXは呑み業者だから、実際は損失なんて無いんじゃないの?」という疑問もあるかと思いますが、法律で守られている以上、どうしようもありません。
国内ではゼロカットをして逮捕される事件が発生
以前、「東郷証券」という中小の証券会社が一部のユーザーに対して「ゼロカットの対応した疑い」で証券取引等監視委員会から金融商品取引法違反容疑で関係先を強制調査されました。
経営陣4人が逮捕され、国内FX業界では悪質な事件として取り上げられています。
どうやら顧客8名に対して合計6970万円の損失補填を行なっていたようです。
このように、国内FXでゼロカットを行なうと事件化され、証券会社が逮捕されることになるため、実施が不可能なのです。
参考:産経新聞 東郷証券経営陣4人を逮捕 FX顧客の損失補填疑い
海外FX ゼロカットのデメリットと注意点・ゼロカットの罠
ここまで海外FXのゼロカットのメリットや国内FXの追証請求について紹介して来ましたが、海外FXゼロカットのデメリットはあるのでしょうか?
「〇〇ショック」や「〇〇危機」のような急落が起きると、大量で巨額の追証が発生します。
海外FX業者は大量の負債を海外FX業者が負担しなくてはいけないため、財政的な負担がとんでもないことになります。
場合によっては「倒産の危機」に陥る可能性もあります。
多くの海外FX業者は万が一の場合に備えて損害保険や別銀行での信託保全を行なっているのですが、一部の業者は保険に入っていません。
「〇〇ショック」や「〇〇危機」が起きた場合、財政が厳しい海外FX業者は倒産する可能性もあるので、万が一の場合に備えて信託保全を完備している業者に登録しておくと良いでしょう。
ゼロカット狙った悪質な両建ては禁止していることが多い
複数口座や別業者を使ったゼロカット狙いの両建ては禁止されていることが多いので注意しましょう。
特にボーナスを使った両建ては “ボーナスアービトラージ” と呼ばれて、各業者から嫌われています。
初心者の方は「複数口座・複数業者を使ってゼロカット狙いの両建てをすれば儲かるんじゃない?」と考え付く人が多いですが、各社、厳しく対処されるので気を付けましょう。
海外FX業者でゼロカット制度の約束を破ったFXDD
以前2015年のスイスフランショックで「ゼロカット対応」の海外FX業者、FXDDが追証請求を起こしました。
FXDDは以前は日本でも有名な海外FX業者で、国内トレーダーも多くが登録していました。
FXDDはゼロカットを採用しながらも「損失が想定を超えたため」にゼロカットを実施せずに追証請求をしました。
この件で信頼性が一気に落ち、FXDDは金融ライセンスも剥奪されています。
一部、このような悪質な海外FX業者もいます。
海外FXのゼロカットでよくある質問
海外FXのゼロカットに関するよくある質問です。ぜひ参考にしてください。
[faq]
[faq_item question=”ゼロカットシステムを悪用した両建てトレードは禁止ですか?” answer=”はい、基本的にボーナスのある業者では禁止となっています。ボーナスのない業者は禁止になっていないところもありますが、複数口座の両建てはゼロカット対象外になることがあります。”][/faq_item]
[faq_item question=”なぜ国内FXではゼロカットがないのですか?” answer=”金融庁はトレーダーの保護よりも証券会社を保護することを重視しており、ゼロカットによって証券会社が破綻することでの経済損失を懸念しています。”][/faq_item]
[faq_item question=”国内FXでゼロカットは違法ですか?” answer=”はい、国内FXのゼロカットは金融商品取引法で「利益の供与」のあたり、禁止となっています。”][/faq_item]
[faq_item question=”ゼロカットとロスカットの違いは何ですか?” answer=”ゼロカットはマイナス残高を業者が補填することを良い、ロスカットは一定の証拠金維持率になると強制的に決済されることを言います。”][/faq_item]
[faq_item question=”ゼロカットにはデメリットがありますか?” answer=”いいえ、コンテンツ箇所でも紹介しましたが、トレーダーにデメリットはありません。ただ、業者の負担が大きくなるので、業者の破綻リスクが大きくなります。”][/faq_item]
[/faq]
海外FXのゼロカットまとめ
追証なしのゼロカット制度は国内FXには無い、顧客を守る素晴らしい仕組みです。
ハイレバレッジのリスクを見事にヘッジした仕組みで、追証のリスクを抱えた国内FXトレーダーにとっては非常に魅力的な制度です。
ほとんどの海外FX業者は導入しているので、思い切ってトレードしてみましょう。
各業者のゼロカットについては以下のページに記載しているので参考にしてください。
各業者のゼロカットページ | ||||
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